佐藤 彰洋  
 ヨットと聞いて思い浮かぶのは、青い海、青い空、空を飛ぶカモメ、そして白い砂浜に椰子の木。多くの人がこんなイメージをいだくのではないだろか?
自分もそんな印象で興味はあったものの敷居が高い気がしてなかなかヨットの世界には飛び込めなかった。
 海の近くに居れば幸せなことからスキューバダイビング、釣り、マリンジェット、ウェークボードなどなどマリンスポーツにはかかわっていた。
その間にも市役所ヨット部主催のヨット教室に参加したりしてヨットというものに近づきつつあったが、いつも海面をぶっ飛んでいた当時の自分にとってスピード感にかなり物足りなさを感じて「ヨットを始めよう!」とまではならなかった。

 ほぼ毎週海に出ていたのだが、ガソリンを撒き散らかして遊んでいることに少し違和感を感じ始めた頃、浜名湖でクルーザー教室に参加した。そのときの機走から帆走に切り替えたときの独特の感覚「ヨットを始めよう!」ということで現在の自分が居る。
 自由自在に操船するというにはまだまだ遠いが、風、波、潮流と、自然と共に遊べるディンギーに出会いすごくよかったと思っている。長い付き合いのスキューバダイビングと通じるものがあるような気がする。

 ヨット部に入部させてもらって3年いろいろ貴重な体験ができた。
 ヨットレース、まさか選手として参加させてもらえるとは思いもしなかったが、スタートの独特の緊張感、最高です。レース結果は、自分の体重がかなり足を引っ張っているような・・・。前にも書いたが、体力増強と減量、来シーズンまでの自分の大きな課題である。
 今までダイビング目的の旅行が多く行き先が偏っていたが、レースに参加する為ということで新しい旅行先が増えたことも良かった。北海道開催は既にあったようなので「沖縄での開催があったら良いなぁ」などと勝手な想像をしています。

 クルージング、伊勢湾クルーズ初参加のときの往路。大変な雨、風,うねり、船酔いとは縁のないはずの自分だが、完全にノックダウンだった。嵐を乗り越え桟橋に舫っている「朝風」を見てヨットのたくましさに感動したものです。
 その晩の食事は空っぽの自分の胃には最高の贈り物だった。
 翌日の復路は、天候も回復、東海豪雨の時の漂流物が多いことを除けば、快適なクルーズだった 2度目のクルージングは快晴、前回と比べれば天国と地獄、行きも帰りも現地でも、いっぱい飲んでいっぱい食べて本当にご機嫌な航海だった。
 3度目の日間賀島への「ふぐクルーズ」もよかった。
 今年は雨天の為、陸路にて目的地へ少し寂しいようなホッとしたような気分。

 将来はクルーザーのオーナーに、そして沖縄へのクルージング。そして心の故郷「パラオ共和国」までクルージングが今現在の夢である。