部 長  平 子 魁 人 

 名古屋市役所ヨット部は、本年をもって創部25周年を迎えることが出来ました。
 四分の一世紀もの間、一つの組織を維持し継続するということはなかなか大変なことです。
 これもひとえに、諸先輩はじめ部員の皆様や、関係者の方々のご努力のたまものと、心から感謝を申し上げます。

 ヨットといいますと、余りポピュラーなスポーツではない印象を受けます。私も以前はそう思っていました。しかし、最近ではアメリカズカップの記事が新聞に載ったり、昨年のアトランタオリンピックでは、重・木下の女性ペアが銀メダルを取るという快挙をはたしたり、徐々に親しまれるものになってきております。
 また、休日には名古屋港で帆走ができるようになり、若シャチ国体では蒲郡市に「海陽ヨットハーバー」という全国的にみても第一級のヨット専用設備が出来たり、ヨットを楽しむ環境は整備されてきております。

 JOCのコーチで、モントリオール五輪のヨット競技はじめ各種国際大会に出場してきた小松一憲氏は「世界には50才,60才のヨットマンがごろごろいる、ヨットは経験のスポーツ、キャリアがものをいう世界、自分も60才になったらもう一度五輪に挑戦したいと思っている」と書いていました。
 最近のレジャーの多様化と健康志向が高まる中で、これからヨットは中高年の人も含めて楽しめるスポーツの一つとなるしょう。

 昨年、私が部長をお引き受けするにあたって読んだヨット部の部則に、目的として「・・・健全な身体と謙虚で快活な人格の形成をめざす・・・」という条文がありました。私はこの「謙虚で」という言葉にとてもひかれるところがありました。控えめながらたくましく腹のすわった海の男のイメージが浮かんでくるようです。
 そして私の出会った部員の皆様は、まさにこの目的を体現しているような素晴らしい人たちばかりでした。

 25周年を機に、名古屋市役所ヨット部が更に大きく発展しますように部をあげて頑張りましょう。 部員の皆様には、技術を磨いてよい成績をあげ、謙虚さを失わず豊かな人格を形成され、ますます親睦が深まりますよう、また、60才になってもなお現役セーラーで活躍できますよう、なお一層のご精進をおねがいします。

 最後に、この部をサポートしてくださいます関係者の皆様には、今まで以上のご理解ご協力をお願い申しあげて刊行のことばといたします。

    間近くなった21世紀に向けて、


(名古屋市上下水道局長)