ライフ・ジャケット,救命胴衣のことです.
 ディンギーに乗る時の必需品で,レース参加時は競技規則で着用が義務とされます.

 海陽ヨットハーバーへ移る前の,県営三谷ハーバー(通称は蒲郡ヨットハーバー,現在はクルーザー専用ハーバーとなっている)では特に厳しく,着けていないのが見つかると,陸からスピーカーでド叱られたうえに,救助艇がブッ飛んできて強制的にハーバーへ連れ戻されました.

 と,いうことは風向きによってハーバーへ戻れないへったくそは,最後の手段としてライジャケとって艇内に隠せば良いってことだナ.(メンツや恥なんて言っておれんから)

 クルーザーでもライジャケはなるべく着用しましょう.
 ライジャケを着けていれば万一の場合でも探すのが楽です.沈んでしまったら大捜索になるし,"見つからへん"ではお葬式も出せませんから.
 以前,このことを「ヨットは初めて」というお客さんに説明してあげて,「,ゴ遺体がなかったらいつまでも父上,母上はあきらめつかんヤロ,これは許せん親不孝や」.
 お客さんのF嬢は,「そんなぁ」と笑顔ながらもかなり無理して作っている感じで,目は笑ってなかったようナ・・・

 F嬢は,やる気十分だった(と,みえた)し,我がヨット部の創立20周年記念パーティの際にも受付係を務めてくれて,部員一同「お久し振りの女子部員〜この際ぜいたく言わんとこ〜」と喜んだのも束の間,結局なぜか入部を辞退しました.---ガックリ,なんでやろ??

Fig「美州」でパーティ
  --狭いながらも楽しい我が艇--
閉店時間?にゃぁヨ,そんなもん
 ア〜Fチャン眠そやネ〜
ヨ〜シ,寝てまったらイタズラしたろ
艦長も青少年もみんなで仲良く順番ネ


 また,この万一の場合の話でテニス仲間から「海に落ちてもライジャケつけてれば溺れることはないジャン,アンタすぐ助けに戻って来てくれるヤロ」との素人考えを聞かされたことがあります.
 But,アマイ 荒天時の落水者救助はそう簡単ではないし,見失って救助が遅れると疲労と絶望感のために・・・ということもあります.それに,シーズンによっては凍死ってのもあるデヨ

 だいたい,”ライジャケさえあれば安全は保証される”なんてぇのはプールか平時の海水浴場でしか泳いだことのない素人のたわ言です.

 小生は小さい頃海の近くに住んでいたので,夏休みは40日間−午前中セミ採りとソフトボール,午後は海−という日々でした.(宿題の日記なんて最後にかためてやればOK.毎日同じことの繰り返しなんだから思い出す必要もない.その頃コンビニにゼロックスがあればもっと楽だった
 小学六年生の時,母上のお言いつけを無視して台風接近中の海で泳いだことがあります.
 この時は岸からちょっと離れるとただ波まかせの上下動で,グーと押し上げられた次はズーと引き下げられ回りは全部水の壁という状態が続き,岸へ戻るのもままならず・・・
 小生より泳ぎの達者なワルガキ仲間も相当恐かったらしく,相談するまでもなく「帰ろ」で即,一致.やっぱ,たった一人のおフクロさんの言うことにはおとなしく耳を傾けて素直に従ったほうが長生きできるようです.


余談−幼児用ライジャケ]      
 子供の水遊びにもライジャケを着けていれば安心で,水以外で役に立つこともあります.
 JUN(愚息-弟)がデッキからキャビンの中へ階段を滑り落ちた時,このライジャケの胴すべりのおかげで何のケガもなく,「ヘ〜人間用フェンダーやな」
 SHO(愚息-兄)は小2の時,デッキからキャビンへ後ろ向きに落ちたことがあります.
 隣の艇の一人が目撃していて「ウワッ,落ちた,落ちた」と叫んだので,皆両艇の間の海をのぞき込みました.「違う,中,中」で,キャビンをのぞくと2m近くの高さを逆さまに一気に落ちたSHOは,「ウ〜ン」 ---?泣かないということはヤバイんじゃぁ?
 But,この時もライジャケと持っていた魔法瓶がショックアブソーバーとなって(魔法瓶は大きくへこんでオシャカ),しばらくしたら正気を取り戻しました.
マァ,正気といってももともと知恵もしゃべりも遅れ気味だったから・・・


 記:Jul.-1995